Unreal Engine 5ではじめる! 3DCGゲームワールド制作入門
Unreal Engine 5(UE5)の公式推奨スペックは、開発の基本ラインを示すものです。以下に詳細を記載します:
• OS:Windows 10 64ビット
• CPU:クアッドコア Intel または AMD、2.5 GHz 以上
• メモリ:8 GB RAM 以上
• GPU:DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィックカード
UE5の公式ドキュメントでは、これらの推奨スペックが記載されています。
Unreal Engine の公式ハードウェアおよびソフトウェア仕様についての詳細情報
しかし、これらの推奨スペックは最低限の要件であり、実際の開発では更に高いスペックが必要となることが多いです。特に、UE5の新機能を十分に活用するには、より高性能なハードウェアが求められます。
UE5を快適に動作させるためには、公式推奨スペックを大きく上回る性能が必要です。以下に、実際の開発者が推奨する構成を示します:
• CPU:Intel Core i7/i9 または AMD Ryzen 7/9 (8コア以上)
• GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070 以上 または AMD Radeon RX 6800 以上
• メモリ:32 GB RAM 以上
• ストレージ:1 TB NVMe SSD 以上
これらのスペックは、UE5の高度な機能を活用し、大規模なプロジェクトを快適に開発するために推奨されるものです。
特に注目すべき点として、GPUのVRAM容量が挙げられます。UE5の新機能であるNaniteやLumenを使用する場合、8GB以上のVRAMを搭載したGPUが推奨されます。
Lumenは、UE5の革新的なグローバルイルミネーション技術です。この機能を十分に活用するには、高性能なGPUが不可欠です。
• GPU:NVIDIA GeForce RTX 3070 以上 または AMD Radeon RX 6800 以上
• VRAM:8GB 以上
• CPU:8コア以上の高性能プロセッサ
• メモリ:32GB 以上
Lumenは、リアルタイムでの動的な光の反射や屈折を計算するため、GPUに大きな負荷がかかります。そのため、最新のRTXシリーズやRadeon RX 6000シリーズのGPUが推奨されます。
Lumenの詳細な技術情報と必要なスペックについての公式ブログ
興味深い点として、Lumenはハードウェアレイトレーシングをサポートしていますが、必須ではありません。ソフトウェアベースのレイトレーシングでも高品質な結果を得ることができます。
UE5で3DCGモデリングを行う場合、特に高性能なCPUとGPU、そして大容量のRAMが重要になります。
• CPU:Intel Core i9 または AMD Ryzen 9 (12コア以上)
• GPU:NVIDIA GeForce RTX 3080 以上 または AMD Radeon RX 6900 XT 以上
• メモリ:64 GB RAM 以上
• ストレージ:2 TB NVMe SSD 以上
3DCGモデリングでは、高解像度のテクスチャや複雑なジオメトリを扱うため、より多くのVRAMとRAMが必要になります。また、レンダリング時間を短縮するためには、高性能なCPUとGPUが不可欠です。
注目すべき点として、UE5のNanite技術により、非常に高解像度のモデルを効率的に扱えるようになりました。しかし、この技術を最大限に活用するには、高性能なハードウェアが必要です。
ゲーム開発では、開発効率と最終製品の品質の両方を考慮する必要があります。以下に、UE5でのゲーム開発に最適なスペックを示します:
• CPU:Intel Core i9-12900K または AMD Ryzen 9 5950X
• GPU:NVIDIA GeForce RTX 3090 または AMD Radeon RX 6900 XT
• メモリ:64 GB DDR4-3600 RAM
• ストレージ:2 TB NVMe SSD + 4 TB SATA SSD
• モニター:4K解像度、HDR対応
これらのスペックは、大規模なオープンワールドゲームや高品質なグラフィックスを必要とするゲームの開発に適しています。
特筆すべき点として、UE5ではマルチGPU構成をサポートしています。複数のGPUを使用することで、レンダリング性能を大幅に向上させることができます。
また、開発効率を高めるためには、高速なビルドツールの使用も重要です。例えば、Incredibuildのような分散ビルドシステムを使用することで、コンパイル時間を大幅に短縮できます。
以上、UE5の推奨スペックとPC選びのポイントについて詳しく解説しました。UE5は非常に強力なエンジンですが、その能力を最大限に引き出すには、適切なハードウェアの選択が不可欠です。開発の目的や規模に応じて、最適なスペックを選ぶことが重要です。
Unreal Engineの解説書が高ぇー!
というあなた向けに、2,550円引きでゲットする方法です。
この本だと、通常3,520円なので、2,550円引きの970円でゲットできます。
ざっくり言うと、DMMブックスのクーポンと特典を併用します。
実は、DMMブックスは利用者を増やすために初回90%オフ(最大2,000円引き)のクーポンを配布中。初回利用者限定で使えます。
加えて、DMMプレミアムという動画サブスクの無料お試しで、特典として550ポイント(550円相当)がゲットできる。
クーポンと特典合わせて2,550円引きで専門書などが割引になるというわけ。もちろん、2,550円以下の本ならタダでもらえることになります。
詳しくはこちらの記事にまとめました。