UE5チュートリアルで初心者が学ぶ基本操作と制作手順

UE5チュートリアルの進め方

Unreal Engine 5ではじめる！　3DCGゲームワールド制作入門

 

UE5のインストールと初期設定手順

Unreal Engine 5（UE5）を始めるには、まずソフトウェアのインストールが必要です。以下の手順で進めていきましょう。

1. Epic Games Launcherのダウンロード
2. アカウントの作成と登録
3. UE5のインストール
4. 必要なコンポーネントの選択

 

UE5のインストールには十分な空き容量（最低100GB以上推奨）が必要です。また、グラフィックカードのドライバーが最新であることを確認しておくことも重要です。

 

UE5の公式ダウンロードページ（システム要件も確認できます）

 

インストール完了後、初回起動時に言語設定や開発環境の選択を行います。日本語を選択し、ゲーム開発用のテンプレートを選ぶのがおすすめです。

 

UE5でプロジェクトを作成する方法

UE5でプロジェクトを作成する際は、以下の手順を踏みます。

1. Epic Games Launcherを起動
2. 「Unreal Engine」タブを選択
3. 「プロジェクトの作成」をクリック
4. テンプレートを選択（初心者は「ブランク」がおすすめ）
5. プロジェクト設定（名前、保存場所、品質設定など）を行う
6. 「プロジェクトの作成」ボタンをクリック

 

プロジェクト作成時のポイントとして、適切な品質設定を選ぶことが重要です。PCのスペックに合わせて、「デスクトップ/コンソール」や「スケーラブル3D/2D」などから選択しましょう。

 

UE5公式ドキュメント：新規プロジェクトの作成方法

 

UE5の基本的なインターフェースの使い方

UE5のインターフェースは、初見では複雑に感じるかもしれません。しかし、主要な部分を理解すれば、効率的に作業を進められるようになります。

 

主なインターフェース要素：

 

• ビューポート：3D空間を表示・編集する主要な画面
• コンテンツブラウザ：アセットの管理・インポートを行う
• ワールドアウトライナー：シーン内のオブジェクトを階層表示
• ディテールパネル：選択したオブジェクトのプロパティを編集
• ツールバー：よく使う機能へのクイックアクセス

 

操作のコツとして、マウスの中ボタンを使ったナビゲーションがあります。中ボタンドラッグでカメラの回転、Shift+中ボタンドラッグで平行移動が可能です。

 

UE5.1の新機能と改善されたUIについての公式ブログ

 

UE5でオブジェクトを配置・編集する手順

UE5でオブジェクトを配置・編集する基本的な手順は以下の通りです：

1. コンテンツブラウザからオブジェクトを選択
2. ビューポートにドラッグ＆ドロップで配置
3. 移動（W）、回転（E）、スケール（R）ツールを使用して調整
4. ディテールパネルで詳細なプロパティを編集

 

オブジェクトの複製は、Alt+ドラッグで簡単に行えます。また、Ctrl+Dでも複製が可能です。

 

高度な編集テクニックとして、「モデリングモード」があります。これを使うと、直接3Dメッシュを編集できます。

 

UE5公式ドキュメント：モデリングモードの使用方法

 

UE5のブループリント入門と基本操作

ブループリントは、UE5のビジュアルスクリプティングシステムです。プログラミングの知識がなくても、ゲームロジックを作成できます。

 

ブループリントの基本概念：

 

• イベント：アクションのトリガーとなる
• 関数：特定のタスクを実行する再利用可能なコード
• 変数：データを保存・参照するための要素
• フロー制御：条件分岐やループを制御

 

ブループリントの作成手順：

1. コンテンツブラウザで右クリック
2. 「ブループリント」を選択
3. 適切なクラスを選択（例：Actor）
4. ブループリントエディタが開く

 

ブループリントエディタでは、ノードを配置し、それらを線で接続することでロジックを構築します。

 

 

初心者向けの実践的なヒントとして、「Print String」ノードを使ってデバッグメッセージを表示させることをおすすめします。これにより、ブループリントの動作を視覚的に確認できます。

 

UE5の学習を進める上で、公式のドキュメントやチュートリアルビデオを活用することが重要です。また、コミュニティフォーラムに参加することで、他の開発者からのアドバイスや最新の情報を得ることができます。

 

Unreal Engine公式フォーラム（日本語）

 

最後に、UE5の学習は一朝一夕にはいきません。小さな目標を設定し、着実に進めていくことが大切です。基本を押さえた後は、自分のアイデアを形にする小規模なプロジェクトに挑戦してみるのもよいでしょう。失敗を恐れず、試行錯誤を重ねることが、UE5マスターへの近道となります。

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