Unreal Engine 5ではじめる! 3DCGゲームワールド制作入門
Unreal Engine 5(UE5)の主要プログラミング言語はC++です。C++は高度な制御と最適化が可能な言語であり、UE5の性能を最大限に引き出すことができます。
UE5でのC++の特徴:
• UE5専用のマクロや関数が豊富
• ゲームロジックの実装に適している
• パフォーマンスが重視される部分の開発に最適
C++の活用例:
• 複雑なゲームシステムの構築
• AIの実装
• ネットワーク通信の処理
一方で、UE5にはブループリントと呼ばれるビジュアルスクリプティングシステムも存在します。ブループリントはノードベースのインターフェースを使用して、プログラミングの知識がなくてもゲームロジックを作成できる強力なツールです。
C++とブループリントの連携:
• C++で基本クラスを作成し、ブループリントで拡張する
• パフォーマンスが重要な部分はC++で、プロトタイピングはブループリントで行う
• ブループリントで作成したロジックをC++に移植して最適化する
UE5のC++開発環境について詳しく知りたい方は、以下の公式ドキュメントを参照してください。
UE5のC++プロジェクト用Visual Studio開発環境のセットアップ
このリンクでは、Visual StudioでのUE5 C++開発環境のセットアップ方法が詳しく解説されています。
UE5とUnityは両方とも人気の高いゲームエンジンですが、いくつかの重要な違いがあります。
UE5の特徴:
• 高品質なグラフィックス(Nanite、Lumen技術)
• オープンワールドゲーム開発に強み
• C++とブループリントによる開発
Unityの特徴:
• 軽量で起動が速い
• モバイルゲーム開発に強み
• C#による開発
開発環境の比較:
1. 言語:
• UE5:C++(低レベル制御)、ブループリント(視覚的スクリプティング)
• Unity:C#(中間レベル言語)
2. エディタ:
• UE5:高機能だが学習曲線が急
• Unity:直感的で使いやすい
3. アセットストア:
• UE5:Quixelライブラリとの統合
• Unity:豊富な無料・有料アセット
4. ライセンス:
• UE5:100万ドル以上の収益で5%のロイヤリティ
• Unity:収益に応じた段階的な料金体系
UE5とUnityの詳細な比較については、以下の記事が参考になります。
この記事では、UE5とUnityの特徴や違いが詳しく解説されており、初心者にとってどちらが適しているかについても言及されています。
UE5のエディタは多言語対応しており、日本語と英語を含む複数の言語で利用できます。言語の切り替えは簡単に行えますが、開発効率や情報収集の観点から、言語選択は重要な決定となります。
エディタ言語切り替えの方法:
1. エディタメニューから「Edit」→「Editor Preferences」を選択
2. 左側のメニューから「Region & Language」を選択
3. 「Editor Culture」のドロップダウンメニューから希望の言語を選択
4. エディタを再起動して変更を適用
日本語と英語の使い分け:
• 初心者:まずは日本語で基本操作を学ぶ
• 中級者以上:英語での利用を検討(最新情報へのアクセスが容易)
意外な情報:
UE5では、コンソールコマンドを使用して一時的に言語を切り替えることができます。これは、特定の機能の名称を確認する際に便利です。
コンソールコマンドによる言語切り替え:
1. バッククォート(`)キーでコンソールを開く
2. 「culture=ja」(日本語)または「culture=en」(英語)と入力
エディタ言語の設定に関する詳細は、以下のフォーラムスレッドで確認できます。
エディタの言語を変更する方法 - Unreal Engine Forums
このスレッドでは、エディタ言語の変更方法や、一時的な言語切り替えの方法が詳しく説明されています。
ブループリントは、UE5の特徴的な機能の一つで、視覚的にゲームロジックを構築できるシステムです。プログラミングの知識がなくても、複雑な機能を実装できる強力なツールです。
ブループリントの主な特徴:
• ノードベースの視覚的プログラミング
• リアルタイムでの結果確認が可能
• C++との連携が容易
ブループリントの活用例:
1. キャラクター制御:
• 移動、ジャンプ、攻撃などの基本動作の実装
• アニメーションの制御とブレンド
2. インタラクティブな環境:
• ドアの開閉や照明の制御
• トリガーによるイベント発生
3. UI設計:
• メニュー画面の作成
• HUDの実装とゲーム状態の表示
4. 簡単なAI:
• パトロールや追跡などの基本的なAI行動
• 状態マシンを使用した行動制御
5. エフェクト制御:
• パーティクルシステムの制御
• ポストプロセスエフェクトの動的変更
ブループリントの意外な活用法:
• レベルデザイン:プロシージャルな地形生成やオブジェクト配置
• シネマティックス:カットシーンやカメラワークの制御
• ゲームモード:ルールやスコアシステムの実装
ブループリントの詳細な使い方や活用例については、以下の公式ドキュメントが参考になります。
このドキュメントでは、ブループリントの基本概念から高度な使用方法まで、幅広く解説されています。
UE5を効果的に学ぶためには、適切な学習リソースとドキュメンテーションの活用が不可欠です。UE5には豊富な公式・非公式の学習材料が用意されています。
主な学習リソース:
1. 公式ドキュメント:
• 包括的な機能説明と使用方法
• サンプルプロジェクトとチュートリアル
2. ビデオチュートリアル:
• YouTubeの公式チャンネル
• Udemy、Coursera等のオンライン学習プラットフォーム
3. コミュニティフォーラム:
• 公式フォーラム
• Reddit、Stack Overflowなどのコミュニティ
4. サンプルプロジェクト:
• エピックゲームズ提供の無料サンプル
• マーケットプレイスの有料・無料プロジェクト
5. 書籍:
• UE5専門書(日本語・英語)
• ゲーム開発一般の技術書
効果的な学習方法:
• 基本から応用へ段階的に学ぶ
• 実際にプロジェクトを作りながら学習する
• コミュニティに参加し、質問や情報交換を行う
意外な学習リソース:
• エピックゲームズ主催のゲームジャム:短期間でゲームを作る経験を積める
• オープンソースのUE5プロジェクト:他の開発者のコードを学べる
日本語での学習に役立つリソースについては、以下のZennの記事が参考になります。
Unreal Engine 5から始める C++ & Blueprint - Zenn
この記事では、UE5でのC++とブループリントの基本から応用まで、日本語で詳しく解説されています。初心者から中級者まで幅広く役立つ内容となっています。
以上、UE5の言語とUnreal Engineの特徴について、プログラミング言語、Unityとの比較、エディタ言語設定、ブループリントシステム、学習リソースの観点から詳しく解説しました。UE5は強力で柔軟なゲームエンジンであり、適切な学習と実践を通じて、高品質なゲーム開発が可能となります。
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