Unreal Engine 5ではじめる! 3DCGゲームワールド制作入門
UE5(Unreal Engine 5)のUMG(Unreal Motion Graphics)は、ゲーム開発者にとって強力なUIツールキットです。UMGを使用することで、直感的なドラッグ&ドロップインターフェースを通じて、高度なユーザーインターフェースを簡単に作成できます。
UMGの主な特徴は以下の通りです:
• ビジュアルエディタ:デザイナーフレンドリーなインターフェースで、コーディング不要でUIをレイアウト
• WidgetBlueprint:UIの動的な挙動をビジュアルスクリプティングで実装可能
• 豊富なウィジェット:ボタン、テキスト、画像など、多様なUI要素を提供
• アニメーション:UIアニメーションを簡単に作成・編集できる機能
• レスポンシブデザイン:異なる解像度やアスペクト比に対応するレイアウトツール
UE5では、UMGにいくつかの新機能が追加されました。例えば、ComboBox(Key)という新しいウィジェットが導入され、より柔軟なドロップダウンメニューの作成が可能になりました。
UE5のUMGを使用して3DUIを作成することには、いくつかの大きな利点があります:
ただし、3DUIの作成には独自の課題もあります。例えば、視認性の確保や、異なる視点からの見え方の調整などに注意が必要です。
UMGとWidgetBlueprintは密接に関連しており、UE5でのUI開発の中核を成しています。
WidgetBlueprintは、UMGで作成したUIのレイアウトに機能を追加するためのビジュアルスクリプティングツールです。これにより、プログラミングの知識がなくても、複雑なUI動作を実装できます。
WidgetBlueprintの主な特徴:
• イベントドリブン:ユーザーの入力やゲームの状態変化に応じてUIを更新
• データバインディング:ゲームのデータとUIを簡単に連携
• カスタムウィジェット:再利用可能な独自のUI要素を作成
• アニメーション制御:UIアニメーションをスクリプトで制御
UMGで作成したUIレイアウトは、WidgetBlueprintのDesignerタブで編集し、その動作ロジックはGraphタブで実装します。この組み合わせにより、見た目と機能の両面から高度なUIを効率的に開発できます。
UE5で新たに導入されたComboBox(Key)は、従来のComboBoxを拡張した機能豊富なウィジェットです。このウィジェットを活用することで、より柔軟で高機能なドロップダウンメニューを作成できます。
ComboBox(Key)の主な特徴:
• カスタムウィジェットアイテム:各項目に独自のウィジェットを使用可能
• 動的コンテンツ:実行時に項目を追加・削除・更新できる
• キーバインディング:項目を一意のキーと関連付け、効率的な管理が可能
• 検索機能:大量の項目がある場合に便利な検索バーを実装可能
ComboBox(Key)の活用例:
実装のコツ:
• WidgetBlueprintを使用して、各項目のカスタムレイアウトを作成
• Bindingを活用して、動的にコンテンツを更新
• OnSelectionChangedイベントを使用して、選択変更時の処理を実装
UE5のUMGを使ってHUD(Heads-Up Display)を作成する際は、以下のポイントに注意することで、効果的で使いやすいインターフェースを実現できます。
これらのコツを組み合わせることで、プレイヤーにとって使いやすく、ゲーム体験を向上させるHUDを作成できます。また、定期的にプレイヤーフィードバックを収集し、継続的な改善を行うことも重要です。
UE5のUMGを使った3DUIの作成は、没入感のある現代的なゲームインターフェースを実現する強力なツールです。基本的な機能を理解し、適切な設計方針を立てることで、プレイヤーの体験を大きく向上させることができます。常に最新の機能や最適化テクニックに注目し、実験的なアプローチも恐れずに取り入れることで、革新的なUIデザインが可能になるでしょう。
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