UE5 ピボットの変更とアクタ操作の基本

UE5 ピボット変更の方法

UE5でのピボット変更とアクタ操作の基本
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ピボット位置の重要性

3Dオブジェクトの回転や拡大縮小の中心点

🔧
UE5での変更方法

エディタ内での直接操作と外部ツールの活用

💡
アクタ操作の基本テクニック

効率的な配置と編集のコツ

 

UE5エディタでのピボット位置の調整方法

UE5(Unreal Engine 5)では、3Dオブジェクトのピボット位置を変更することが重要な操作の一つです。ピボットは、オブジェクトの回転や拡大縮小の中心点となるため、適切に設定することでより自然な動きや配置が可能になります。

 

UE5エディタ内でピボット位置を調整する基本的な方法は以下の通りです:

  1. 対象のアクタを選択します。
  2. 左クリックを押しながら、マウスの中ボタン(スクロールホイール)を押します。
  3. マウスをドラッグしてピボット位置を移動させます。

 

この操作により、アクタのメッシュ自体は動かさずにピボット位置だけを変更することができます。

 

UE5でのピボット位置変更の詳細な解説動画

 

さらに、UE5では頂点にピボットを合わせる便利な機能も提供されています:

  1. アクタを選択した状態でVキーを押しながら、
  2. マウスを動かすと、近くの頂点にピボットがスナップします。

 

この方法を使えば、正確にメッシュの特定の部分にピボットを合わせることができます。

 

UE5でのアクタ選択とピボット操作のテクニック

UE5でのアクタ操作を効率的に行うためには、以下のテクニックを覚えておくと便利です:

 

• Ctrlキーを押しながらアクタをドラッグすると、複製できます。
• Altキーを押しながらアクタをドラッグすると、スナップ機能が無効になり、自由に配置できます。
• Endキーを押すと、選択したアクタが地面に接地します。

 

ピボット操作に関しては、以下の点に注意が必要です:

 

• ピボット位置を変更した後、別のアクタを選択すると元の位置に戻ってしまいます。
• 変更を保持したい場合は、ピボットオフセット機能を使用します。

 

UE5でのアクタ操作とピボット変更の詳細ガイド

 

UE5のピボットツールの使用方法と利点

UE5には標準でピボット位置を編集する機能がありませんが、Marketplace上で入手可能な「Pivot Tool」を使用することで、より高度なピボット操作が可能になります。

 

Pivot Toolの主な機能:

 

• Boundsの面や角にピボットを合わせる
• 頂点にピボットをスナップさせる
• 編集後のBake機能によるStaticMeshへの反映

 

このツールを使用することで、DCCツール(3DCGソフトウェア)に戻ることなく、UE5内でピボット位置を詳細に調整できます。

 

UE5 Marketplace - Pivot Tool

 

UE5とDCCツールの連携によるピボット設定

理想的には、3Dモデルを作成する段階で適切なピボット位置を設定しておくことが望ましいです。DCCツール(Blender、Maya、3ds Maxなど)でモデルを作成する際に、以下の点に注意してピボットを設定しましょう:

  1. モデルの用途に応じた適切な位置を選択
  2. 回転や拡大縮小の中心となる点を考慮
  3. アニメーションやゲームロジックでの使用方法を想定

 

DCCツールで設定したピボットをUE5に正しくインポートするには、FBXエクスポート時の設定が重要です。特に「Transform Vertex to Absolute」オプションに注意が必要です。

 

• ONの場合:UE5側でピボットがワールド原点に配置されます。
• OFFの場合:DCCツールで設定したピボット位置が保持されます。

 

UE5でのFBXインポート時のピボット設定に関する詳細情報

 

UE5でのピボットオフセット機能の活用法

UE5には「ピボットオフセット」という機能があり、これを使用することでメッシュ自体を変更せずにピボット位置を調整できます。この機能は以下の手順で使用できます:

  1. アクタを選択し、詳細パネルを開きます。
  2. 「Transform」セクションを展開します。
  3. 「Pivot Offset」の値を調整します。

 

ピボットオフセットの特徴:

 

• メッシュ自体は変更されず、見かけ上のピボット位置のみが変わります。
• Blueprint(ブループリント)やSequencer(シーケンサー)での制御時には反映されません。

 

この機能は、一時的なピボット位置の調整や、特定のシーンでのみ異なるピボット位置が必要な場合に便利です。

 

UE5でのピボットオフセット機能の詳細解説

 

以上、UE5でのピボット変更とアクタ操作の基本について解説しました。適切なピボット設定は3Dオブジェクトの操作性を大きく向上させるため、これらの技術を習得することでより効率的なゲーム開発が可能になります。DCCツールとUE5の連携を意識しつつ、プロジェクトの要件に応じて最適なピボット設定方法を選択することが重要です。

UE5でのピボット変更とアクタ操作の基本を解説します。エディタでの便利な機能や、DCC toolsとの連携についても触れています。ピボット変更が3D制作にどのような影響を与えるのでしょうか?