Unity Personalは、個人開発者や小規模チーム向けの無料プランです。基本的な機能を備えており、ゲーム開発を始めるのに適しています。
主な特徴:
• 基本的な開発ツールとエディタ機能
• 2Dおよび3Dゲーム開発が可能
• クロスプラットフォーム開発サポート
• アセットストアへのアクセス
制限事項:
• 年間収益または資金調達額が20万ドル未満の場合のみ利用可能
• スプラッシュスクリーンのカスタマイズ不可
• 一部の高度な機能へのアクセス制限
Unity Personalは、2024年にリリース予定のUnity 6から、スプラッシュスクリーンの使用が任意となる予定です。これにより、無料プランでもより自由度の高い開発が可能になります。
Unity公式サイトのプラン比較ページ - 各プランの詳細な機能比較
Unity Proは、プロフェッショナルな開発者やチーム向けの有料プランです。高度な機能と優先サポートが特徴です。
主な機能:
• スプラッシュスクリーンのカスタマイズ
• 高度な物理演算エンジン(Havok Physics for Unity)
• クラウドビルドサービス
• 優先テクニカルサポート
• ソースコードアクセス(読み取り専用)
• 拡張アナリティクス機能
価格:
• 年間プラン:26万7,960円(税込)
• 月払いプラン:2万4,240円(税込)
Unity Proの特筆すべき機能の一つに、LTS(Long Term Support)バージョンの3年間延長サポートがあります。これにより、長期的なプロジェクトの安定性が確保されます。
XR Cloudの記事 - Unity Proの詳細な機能解説と導入メリット
以下の表で、UnityのPersonal、Pro、Enterpriseプランの主要機能を比較します。
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注目すべき点として、Enterpriseプランではソースコードへのフルアクセスが可能です。これにより、エンジンの深いレベルでのカスタマイズが可能になります。
GameMakersの記事 - Unity新料金システムの詳細解説
以下のような開発者やチームは、Unity有料プランの導入を検討すべきです:
1. 商業プロジェクトを開発している
2. チーム規模が大きい、または拡大予定がある
3. 高度なグラフィックスや物理演算を必要とするゲームを開発している
4. 長期的なサポートとアップデートが必要
5. カスタマイズされたスプラッシュスクリーンを使用したい
6. 優先的なテクニカルサポートを必要としている
特に注目すべき点として、Unity Proでは「Build Server License」が提供されます。これにより、複数のマシンでビルドプロセスを並行して行うことができ、大規模プロジェクトの開発効率が大幅に向上します。
ITreviewのUnity価格情報 - 各プランの詳細な料金比較
2023年9月に発表され、その後修正されたUnityの新料金システム「Runtime Fee」について解説します。
主なポイント:
• 対象:Unity ProおよびEnterpriseプランのユーザー
• 適用条件:
- 過去12か月の総収益が100万ドル以上
- 初回エンゲージメント数が100万回以上
• 料金:月間収益の2.5%または初回エンゲージメント数に基づく金額の低い方
• 適用開始:2024年リリース予定のUnity 6以降
重要な注意点:
1. Unity PersonalおよびPlusユーザーには適用されません
2. 現在サポート中のUnityバージョンで開発されたゲームは対象外
3. データ提供は自己申告制
この新システムは、大規模な商業プロジェクトを展開する開発者に主に影響を与えます。小規模な開発者や個人開発者への影響は限定的です。
Mogura VRの記事 - Runtime Feeの詳細解説と業界への影響
Unity有料プランは、高度な機能と安定したサポートを提供する一方で、追加コストが発生します。開発規模や目標、予算に応じて適切なプランを選択することが重要です。無料プランでも基本的な開発は十分可能ですが、商業プロジェクトや大規模開発では有料プランのメリットを活かせる場合が多いでしょう。新料金システムの導入により、プラン選択の際にはより慎重な検討が必要になります。
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