Unity PlayerPrefsは、UnityEngineが提供する簡易的なデータ保存システムです。主にゲーム内の設定やスコアなど、小規模なデータを永続的に保存するのに適しています。キーと値のペアでデータを管理するため、使い方が直感的で初心者でも扱いやすい特徴があります。
PlayerPrefsの主な特徴は以下の通りです:
• 簡単な実装:数行のコードで保存と読み込みが可能
• クロスプラットフォーム対応:異なるデバイスでも同じ方法でデータ操作が可能
• 自動保存:アプリケーション終了時に自動的にデータを保存
• 即時反映:SetInt()やSetFloat()などの関数を呼び出した時点でデータが保存される
PlayerPrefsで直接保存できるデータ型は限られています。具体的には以下の3種類です:
• int(整数)
• float(浮動小数点数)
• string(文字列)
これらの基本的なデータ型以外のオブジェクトや複雑なデータ構造を保存したい場合は、JSONなどの形式に変換してstring型として保存する必要があります。
PlayerPrefsを使用したデータの保存(セーブ)と読み込み(ロード)の基本的な方法を紹介します。
セーブ(保存)の例:
PlayerPrefs.SetInt("Score", 100)
PlayerPrefs.SetFloat("Health", 75.5f)
PlayerPrefs.SetString("PlayerName", "Unity太郎")
PlayerPrefs.Save()
ロード(読み込み)の例:
int score = PlayerPrefs.GetInt("Score", 0)
float health = PlayerPrefs.GetFloat("Health", 100.0f)
string playerName = PlayerPrefs.GetString("PlayerName", "名無し")
PlayerPrefs.Save()を呼び出すことで、変更を確実に保存できます。ただし、通常はSetInt()などの関数を呼び出した時点で自動的に保存されるため、毎回Save()を呼び出す必要はありません。
PlayerPrefsの使用方法に関する詳細な情報は、Unity公式ドキュメントで確認できます。
PlayerPrefsで保存されたデータは、プラットフォームによって異なる場所に保存されます。例えば:
• Windows:レジストリ
• macOS:plistファイル
• iOS:NSUserDefaults
• Android:SharedPreferences
これらの保存場所は、一般的にユーザーがアクセス可能な場所であるため、セキュリティ面で注意が必要です。重要なデータや機密情報をPlayerPrefsに保存することは推奨されません。
データの改ざんを防ぐための対策として、以下のような方法があります:
PlayerPrefsは、以下のような場面で特に有用です:
• ゲーム設定(音量、言語設定など)の保存
• 簡易的なセーブデータ(最高スコア、クリアした難易度など)の管理
• チュートリアルの進行状況の記録
• 一時的なデータの保持(ネットワーク接続が不安定な場合のバックアップなど)
しかし、以下のような場合はPlayerPrefsの使用を避けたほうが良いでしょう:
• 大量のデータや複雑なデータ構造の保存
• セキュリティが重要なデータの管理
• 頻繁に更新が必要なデータの保存
PlayerPrefsを使用する際の注意点:
PlayerPrefsの代替手段として、より高度なデータ保存が必要な場合は、以下のような方法を検討することをおすすめします:
• JSONシリアライゼーション
• SQLiteデータベース
• クラウドストレージサービスの利用
これらの方法を使用することで、より柔軟で安全なデータ管理が可能になります。
PlayerPrefsの使用例や注意点について、より詳細な情報は以下のブログ記事で確認できます。
【Unity開発】Player Prefs(セーブ機能)まとめ【ひよこエッセンス】
Unity Package Managerは、Unityプロジェクトにおける拡張機能やアセットの管理を効率化するツールです。パッケージ管理の重要性は以下の点にあります:
Unity Package Managerの主な機能と特徴は以下の通りです:
• パッケージの検索と導入:Unity公式やサードパーティが提供するパッケージを簡単に検索し、プロジェクトに追加できます。
• バージョン管理:各パッケージのバージョンを個別に管理し、必要に応じて更新や特定バージョンへの切り替えが可能です。
• 依存関係の自動解決:パッケージ間の依存関係を自動的に解決し、互換性のあるバージョンを選択します。
• マニフェストファイルによる管理:project.jsonファイルでパッケージの構成を管理し、バージョン管理システムと連携できます。
• カスタムパッケージのサポート:自作のパッケージや社内用パッケージなど、カスタムパッケージの管理も可能です。
Unity Package Managerは、Unityエディタ内から簡単にアクセスできます。以下の手順で開くことができます:
または、以下のショートカットキーを使用することもできます:
• Windows: Ctrl + 9
• macOS: Cmd + 9
Package Managerウィンドウが開くと、左側にパッケージのリスト、右側に選択したパッケージの詳細情報が表示されます。
Unity Package Managerを使用することで、以下のようなメリットがあります:
活用シーンの例:
• 新機能の試験的導入:新しいレンダリングパイプラインやAI機能などを試す際に、簡単に追加・削除できます。
• クロスプラットフォーム開発:異なるプラットフォーム向けの機能を必要に応じて追加できます。
• パフォーマンス最適化:プロファイリングツールなどを一時的に導入し、最適化後に削除できます。
• アセットパイプラインの構築:バージョン管理と連携し、プロジェクト全体のアセット管理を効率化できます。
Unity Package Managerでは、公式パッケージとカスタムパッケージの2種類のパッケージを扱うことができます。
公式パッケージ:
• Unity Technologiesが開発・提供
• Package Managerを通じて直接インストール可能
• 自動的に更新通知を受け取れる
• Unityのバージョンとの互換性が保証されている
カスタムパッケージ:
• サードパーティや開発者自身が作成
• Gitリポジトリやローカルフォルダからインストール
• 更新は手動で行う必要がある
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