Unityには主に3つの料金プランがあります。無料で利用できるPersonalプラン、有料のProプラン、そして大規模開発向けのEnterpriseプランです。それぞれのプランには特徴や制限があり、開発規模や目的に応じて選択する必要があります。
1. Personal(無料)プラン
• 個人や小規模開発者向け
• 年間収益が20万米ドル未満の場合に利用可能
• 基本的な機能は使用可能だが、一部の高度な機能は制限あり
2. Pro(有料)プラン
• プロフェッショナル向けの高機能版
• 月額4,400円(税抜)または年額302,940円(税込)
• すべての機能が利用可能で、カスタマイズ性も高い
3. Enterprise(カスタム)プラン
• 大規模開発チーム向け
• カスタム価格(要問い合わせ)
• 高度なサポートやカスタマイズオプションが付帯
Unityの料金プランの詳細については、公式サイトで確認できます。
Unityプランの比較:パーソナル、プロ、エンタープライズ、業界
Unity Proプランは、プロフェッショナルな開発者や中規模以上のプロジェクトに適した有料プランです。主な特徴と機能は以下の通りです:
• 月額料金:27,500円(税込)
• 年間料金:302,940円(税込)※年払いの場合
Unity Proの主な機能:
1. カスタマイズ可能なスプラッシュスクリーン
2. ゲームコンソールへの展開サポート
3. Havok Physics for Unityの利用
4. ソースコードへのアクセス(読み取り専用)
5. Unity Cloud機能の拡張利用
6. テクニカルサポートの優先対応
意外と知られていない機能として、Unity ProではUnity Success Advisorというサービスが利用可能です。これは、ユーザーコミュニティを通じて開発に関する有益な情報交換ができる機能です。ただし、現時点では英語のみの対応となっています。
Unity Proの価格は2024年4月9日より改定されることが発表されています。これは円安の影響を受けたもので、約13%の値上げとなります。
価格改定の詳細については以下のリンクで確認できます。
近日予定されている為替レート変更に伴うUnity 有償プランの新価格設定について
Unity Personalは無料で利用できるプランですが、いくつかの制限や条件があります。主な特徴と制限は以下の通りです:
1. 収益制限
• 過去12ヶ月の収益が20万米ドル未満であること
• 以前は10万米ドルだった制限が引き上げられました
2. 機能の制限
• 一部の高度な機能が利用できない
• カスタマイズ可能なスプラッシュスクリーンは使用不可
3. サポートの制限
• テクニカルサポートは限定的
• コミュニティフォーラムでの質問が主な支援手段
4. 開発規模の制限
• 小規模から中規模のプロジェクトに適している
• 大規模な商用プロジェクトには不向き
5. スプラッシュスクリーン
• 2024年にリリース予定のUnity 6以降、Made with Unityスプラッシュスクリーンの使用が任意に
Unity Personalプランの詳細な使用条件は、以下のリンクで確認できます。
Unity Personal | 無料の3Dリアルタイム開発プラットフォーム
Unityは2024年4月9日より、有償プランの価格改定を実施します。この改定は主に円安の影響を受けたものです。新しい料金体系の主なポイントは以下の通りです:
1. 改定対象
• Unity Pro
• Unity Enterprise
• Unity Industry
2. 価格上昇率
• 約12.5%~13%の値上げ
3. 新価格(税込)
• Unity Pro(年間プラン/年払い):302,940円
• Unity Pro(年間プラン/月払い):27,500円
• Unity Enterprise(年間プラン/年払い):445,500円
• Unity Industry(年間プラン/年払い):735,900円
4. 適用為替レート
• 現行:1ドル=120円
• 改定後:1ドル=135円
5. 注意点
• Unity Personalプラン(無料)には影響なし
• 既存ユーザーも新価格が適用される
この価格改定に関する詳細情報は、以下のリンクで確認できます。
Unityの有償プランが4/9(火)より13%程度値上げ。昨今の円安に伴う為替レート変更のため
Unity Runtime Feeは、2024年にリリース予定のUnity 6以降で導入される新しい課金システムです。この仕組みについて、重要なポイントをまとめました:
1. 対象
• Unity ProおよびUnity Enterpriseプランのユーザーのみ
• Unity PersonalおよびUnity Plusプランは対象外
2. 適用条件
以下の2つの条件を同時に満たす場合のみ適用:
• 過去12ヶ月の総収益が100万米ドル以上
• 初回エンゲージメント数が100万回以上
3. 課金方式
以下の2つのうち、低い方が適用:
• 月ごとのゲーム総収入の2.5%
• 月ごとの初回エンゲージメント数に基づく料金
4. 既存プロジェクトへの影響
• 現在サポートされているバージョンのUnityで開発されたゲームは対象外
• Unity 6以降で開発、またはUnity 6にアップグレードしたゲームが対象
5. Unity Personalプランへの影響
• Runtime Feeは適用されない
• 収益上限が20万米ドルに引き上げ
Unity Runtime Feeの詳細については、以下のリンクで確認できます。
各 UNITY プランへの変更点について
Unity Runtime Feeの導入は、大規模な商業プロジェクトを手がける開発者に大きな影響を与える可能性があります。特に、高収益を上げているゲームの開発者は、この新しい課金システムによる追加コストを考慮する必要があるでしょう。
一方で、小規模な開発者や個人開発者にとっては、Unity Personalプランの利用条件が緩和されたことで、より柔軟に開発を進められるようになりました。
Unityの料金プランと機能は、開発規模や目的に応じて適切に選択することが重要です。無料プランでも十分な機能を持つPersonalから、高度な機能とサポートを提供するProやEnterpriseまで、幅広いオプションが用意されています。開発者は自身のプロジェクトのニーズを慎重に評価し、最適なプランを選択することで、効率的かつ経済的な開発環境を整えることができるでしょう。
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