Unityで使用できるフォント形式は主に2種類あります:
• TrueType (.ttf)
• OpenType (.otf)
これらのフォーマットは、ベクターベースのフォントであり、様々なサイズでも鮮明に表示できる特徴があります。フォントを探す際は、以下のような方法があります:
1. Google Fontsの活用
- 無料で商用利用可能なフォントが豊富
- 日本語フォントも多数収録
2. フォント専門サイトの利用
- Font Squirrel、DaFont、1001 Free Fontsなど
- ライセンスに注意が必要
3. 有料フォントサービス
- Adobe Fonts、Monotype、Fontworksなど
- 高品質なフォントが多いが、コストがかかる
フォントの選択時は、ゲームの雰囲気やターゲット層に合わせて選ぶことが重要です。また、ライセンスを必ず確認し、商用利用可能かどうかを確認しましょう。
フォントのライセンスについての詳細な情報はこちらで確認できます:
フォントのライセンスについて知っておくべきこと
Unityにフォントを取り込む手順は以下の通りです:
1. フォントファイルの準備
- ダウンロードしたフォントファイル(.ttfまたは.otf)を用意
2. Unityプロジェクトへの追加
- Project ウィンドウ内に「Fonts」フォルダを作成(推奨)
- フォントファイルをドラッグ&ドロップ
3. フォントの確認
- Project ウィンドウでフォントファイルを選択
- Inspector ウィンドウでフォントのプレビューを確認
4. TextMeshProでの使用(推奨)
- Window > TextMeshPro > Font Asset Creator を開く
- Source Font File にフォントをドラッグ&ドロップ
- Generate Font Atlas をクリックしてフォントアセットを生成
5. 従来のText componentでの使用
- Text componentのFontプロパティにフォントをドラッグ&ドロップ
TextMeshProの詳細な設定方法については、以下のリンクが参考になります:
TextMeshPro - Unity Manual
Unityでフォントを美しく表示させるためのテクニックをいくつか紹介します:
1. アンチエイリアシングの活用
- Edit > Project Settings > Quality で設定
- テキストのエッジをスムーズに表示
2. ミップマップの適切な使用
- フォントテクスチャの設定でミップマップを有効化
- 遠距離からの視認性を向上
3. フォントアトラスの最適化
- TextMeshProのFont Asset Creatorで設定
- 使用する文字のみを含めてメモリ使用量を削減
4. アウトラインの追加
- TextMeshProのMaterial設定でアウトラインを追加
- 背景との区別を明確に
5. テクスチャサイズの調整
- フォントアセットのAtlas Resolutionを適切に設定
- 高解像度ディスプレイでも鮮明に表示
6. ダイナミックフォントの活用
- 実行時にフォントを動的に生成
- メモリ使用量を抑えつつ多言語対応が可能
ダイナミックフォントの詳細については、以下のリンクが参考になります:
フォント - Unity マニュアル
Unityでフォントがぼやけて表示される問題は多くの開発者が直面する課題です。以下に解決策をいくつか紹介します:
1. フォントサイズの調整
- TextコンポーネントのFont Sizeを大きくする
- オブジェクトのScaleを小さくして相対的に鮮明にする
2. テクスチャ設定の最適化
- フォントテクスチャのFilter Modeを「Point (no filter)」に設定
- 小さなテキストでもシャープに表示
3. カメラ設定の調整
- カメラのAnti-aliasing設定を確認
- 必要に応じてMSAAを有効化
4. TextMeshProの利用
- 従来のTextコンポーネントよりも高品質な表示が可能
- SDF (Signed Distance Field) テクノロジーを活用
5. フォントアセットの再生成
- TextMeshProのFont Asset Creatorで設定を調整
- Atlas Resolutionを上げてより鮮明に
6. Canvasのスケーリング設定
- Canvas ScalerコンポーネントのScale Factorを調整
- 高解像度ディスプレイでの表示を最適化
7. オーバーサンプリングの活用
- カメラ解像度を一時的に上げてレンダリング
- 結果を縮小して表示することで鮮明さを向上
フォントのぼやけ問題に関する詳細な解決策は以下のリンクで確認できます:
Unityプロジェクトに適したフォントを選ぶ際のポイントと、おすすめのフォントをいくつか紹介します:
選び方のポイント:
1. 可読性
- 小さいサイズでも読みやすいフォント
- ゲームUI向けにはサンセリフ体が適している場合が多い
2. 文字の網羅性
- 必要な言語や記号をカバーしているか確認
- 特に日本語の場合、漢字の収録数に注意
3. ライセンス
- 商用利用が可能かどうか確認
- 埋め込み権利が含まれているか確認
4. ファイルサイズ
- ゲームの容量に影響するため、適切なサイズを選択
- サブセットフォントの作成も検討
5. スタイルの多様性
- 太字や斜体など、バリエーションが豊富か確認
- UIの階層構造を表現するのに役立つ
おすすめフォント:
• Noto Sans
- Googleが開発した多言語対応フォント
- 可読性が高く、様々なウェイトが用意されている
• Roboto
- Androidの標準フォントとしても使用されている
- クリーンでモダンなデザイン
• M PLUS Rounded 1c
- 日本語に対応したゲームUIに適したフォント
- 丸みを帯びた親しみやすいデザイン
• PixelMplus
- ドット絵風のゲームに適したピクセルフォント
- 日本語にも対応している珍しいピクセルフォント
• Montserrat
- 幾何学的なサンセリフフォント
- モダンなUIデザインに適している
• Lato
- バランスの取れたサンセリフフォント
- 様々なウェイトとスタイルが用意されている
これらのフォントは、多くがGoogle Fontsで無料で入手可能です。プロジェクトの雰囲気や対象ユーザーに合わせて選択することが重要です。
日本語フォントの選び方についての詳細な情報は以下のリンクで確認できます:
Unityでのフォント設定は、ゲームの視覚的な印象を大きく左右する重要な要素です。適切なフォントの選択と設定により、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、ゲームの没入感を高めることができます。フォントの選択から最適化まで、細心の注意を払うことで、プロフェッショナルな仕上がりのゲームを作成することができるでしょう。
マンガでわかる Unityゲーム開発入門
↑
実は、こちらの本はamazonのkindleアンリミテッドでタダで読めます。
でもそれ以外の分厚いUnity本は、アンリミテッドの対象外。良いのはわかるけど、高い!
そこで、2,550円引きでほしいUnity本をゲットする方法です。
この方法だと、完全に0円でゲットできます。
定価2,520円の本に2,550円割引が効く=0円です。
やり方
↓
DMMブックスのクーポンと特典を併用します。
実は、DMMブックスは利用者を増やすために初回90%オフ(最大2,000円引き)のクーポンを配ってます。初回利用なら、誰でも使えます。
さらに、DMMプレミアムという動画サブスクを無料お試しすると、こちらも特典として550ポイント(550円相当)もらえるんですね。
クーポンと特典合わせて2,550円引きでUnity本が買えるというわけ。
詳しくはこちらの記事にまとめました。