UnityでFBXファイルをインポートする方法は比較的簡単です。以下の手順に従ってください:
1. Unityプロジェクトを開く
2. Project ウィンドウで、FBXファイルを配置したいフォルダを選択
3. 以下のいずれかの方法でFBXファイルをインポート:
• ドラッグ&ドロップ:エクスプローラーからFBXファイルをUnityのProject ウィンドウにドラッグ
• メニューから:Assets > Import New Asset を選択し、FBXファイルを指定
• 右クリックメニュー:Project ウィンドウ内で右クリックし、Import New Asset を選択
インポートが完了すると、FBXファイルがProject ウィンドウに表示されます。
FBXインポーターの詳細設定についてはUnityの公式マニュアルを参照
インポート時の注意点:
• ファイルサイズ:大きすぎるFBXファイルはインポートに時間がかかり、プロジェクトのパフォーマンスに影響する可能性があります。
• テクスチャ:FBXファイルに埋め込まれたテクスチャがある場合、別途インポートが必要な場合があります。
• スケール:FBXファイルのスケールがUnityのスケールと異なる場合、調整が必要になることがあります。
UnityからFBXファイルをエクスポートするには、FBX Exporterパッケージが必要です。以下の手順でエクスポートできます:
1. Package Managerを開く(Window > Package Manager)
2. FBX Exporterパッケージをインストール(まだインストールされていない場合)
3. エクスポートしたいオブジェクトをHierarchyウィンドウで選択
4. メニューからAssets > Export Selection を選択
5. 保存先とファイル名を指定し、Save をクリック
エクスポート時のオプション:
• Export Format:ASCII または Binary を選択
• Include:エクスポートに含める要素(Meshes, Materials, Animations など)を指定
• Object(s) Position:エクスポート時のオブジェクトの位置を設定
FBXエクスポートの詳細設定についてはUnityのパッケージドキュメントを参照
エクスポート時の注意点:
• ライセンス:使用しているアセットのライセンスによっては、エクスポートが制限される場合があります。
• 互換性:Unity特有の機能やシェーダーは、他のソフトウェアでは正しく表示されない可能性があります。
• アニメーション:複雑なアニメーションは、エクスポート時に情報が失われる可能性があります。
UnityでFBXモデルを編集する際は、以下の点に注意が必要です:
1. オリジナルファイルの保持:
• 編集前のFBXファイルのバックアップを取っておくことをおすすめします。
2. プレハブの使用:
• FBXモデルをプレハブ化することで、複数の場所で同じモデルを使用する際の管理が容易になります。
3. マテリアルの編集:
• FBXファイルに埋め込まれたマテリアルは、Unity内で直接編集できます。
• ただし、元のFBXファイルを更新すると、編集内容が上書きされる可能性があります。
4. スケールの調整:
• モデルのスケールがシーンに合わない場合、Transform コンポーネントで調整できます。
• ただし、物理演算を使用する場合は、スケールの変更に注意が必要です。
5. LOD(Level of Detail)の設定:
• 大規模なモデルの場合、LODを設定することでパフォーマンスを向上させることができます。
FBXモデルのインポート設定の詳細についてはUnityのマニュアルを参照
意外な注意点:
• Unityの「Undo」機能は、FBXモデルの編集には適用されないことがあります。重要な変更を行う前には、必ずバックアップを取ることをおすすめします。
• FBXファイルを直接編集するのではなく、Unityのプレハブシステムを活用することで、元のモデルを保持しつつ、Unity固有の機能を追加できます。
Unityでは、FBXファイルのインポート設定をカスタマイズすることで、プロジェクトのニーズに合わせた最適化が可能です。以下は主要な設定項目です:
1. Scale Factor:
• モデルのスケールを調整します。Unity内でのサイズを変更したい場合に使用します。
2. Import BlendShapes:
• 表情アニメーションなどに使用するブレンドシェイプをインポートするかどうかを指定します。
3. Import Visibility:
• FBXファイル内の可視性設定をインポートするかどうかを指定します。
4. Import Cameras:
• FBXファイル内のカメラ設定をインポートするかどうかを指定します。
5. Import Lights:
• FBXファイル内のライト設定をインポートするかどうかを指定します。
6. Mesh Compression:
• メッシュの圧縮レベルを指定します。圧縮することでファイルサイズを削減できますが、品質が低下する可能性があります。
7. Read/Write Enabled:
• メッシュデータをスクリプトから読み書きできるようにするかどうかを指定します。有効にするとメモリ使用量が増加します。
8. Generate Colliders:
• 自動的にコライダーを生成するかどうかを指定します。
FBXインポーターの詳細設定についてはUnityの公式マニュアルを参照
カスタマイズのコツ:
• プロジェクトの性質に応じて、不要な機能(例:ブレンドシェイプ、カメラ、ライトなど)をオフにすることで、インポート時間とメモリ使用量を削減できます。
• モバイルゲームの場合、メッシュ圧縮を高めに設定し、テクスチャのサイズを最適化することで、アプリのサイズを小さくできます。
UnityでFBXアニメーションを扱う際は、以下の手順と注意点を押さえておくと効率的です:
1. アニメーションのインポート:
• FBXファイルをインポートする際、Rig タブでAnimation Type を設定します。
• Humanoid:人型キャラクターに適しています。
• Generic:非人型キャラクターや環境オブジェクトに適しています。
2. アニメーションクリップの作成:
• インポートしたFBXファイルから自動的にアニメーションクリップが生成されます。
• Animation タブで、個別のアニメーションクリップを作成・編集できます。
3. Animator Controllerの使用:
• アニメーションの遷移や条件を設定するために、Animator Controllerを作成します。
• Animator ウィンドウでステートマシンを構築し、アニメーションの流れを制御します。
4. スクリプトでのアニメーション制御:
• Animatorコンポーネントを通じて、スクリプトからアニメーションを制御できます。
• 例:animator.SetTrigger("Jump") でジャンプアニメーションをトリガーできます。
5. アニメーションのブレンド:
• 複数のアニメーションをスムーズに遷移させるために、ブレンドツリーを使用できます。
• 例:歩行と走行のアニメーションをスピードに応じてブレンドする。
Unityのアニメーションシステムの詳細については公式マニュアルを参照
FBXアニメーション活用のコツ:
• アニメーションの最適化:不要なキーフレームを削除することで、アニメーションデータのサイズを削減できます。
• ループアニメーション:ループさせたいアニメーションは、Animation タブでLoop Time オプションを有効にします。
• アニメーションイベント:特定のフレームでスクリプトの関数を呼び出すことができ、効果音の再生やパーティクル効果の発生などに利用できます。
意外な活用法:
• 環境アニメーション:キャラクターだけでなく、背景オブジェクトにもアニメーションを適用することで、シーンに動きを与えられます。例えば、木の揺れや雲の動きなどを表現できます。
• プロシージャルアニメーション:FBXアニメーションとスクリプトを組み合わせることで、動的なアニメーション生成が可能です。例えば、地形に合わせてキャラクターの足の位置を調整するIKシステムを実装できます。
以上が、UnityでのFBXファイルのインポート、エクスポート、編集、そしてアニメーションの扱い方の基本です。これらの知識を活用することで、3Dモデルやアニメーションを効果的にUnityプロジェクトに統合できます。常に最新のUnityドキュメントを参照し、プロジェクトの要件に応じて最適な設定を選択することが重要です。
マンガでわかる Unityゲーム開発入門
↑
実は、こちらの本はamazonのkindleアンリミテッドでタダで読めます。
でもそれ以外の分厚いUnity本は、アンリミテッドの対象外。良いのはわかるけど、高い!
そこで、2,550円引きでほしいUnity本をゲットする方法です。
この方法だと、完全に0円でゲットできます。
定価2,520円の本に2,550円割引が効く=0円です。
やり方
↓
DMMブックスのクーポンと特典を併用します。
実は、DMMブックスは利用者を増やすために初回90%オフ(最大2,000円引き)のクーポンを配ってます。初回利用なら、誰でも使えます。
さらに、DMMプレミアムという動画サブスクを無料お試しすると、こちらも特典として550ポイント(550円相当)もらえるんですね。
クーポンと特典合わせて2,550円引きでUnity本が買えるというわけ。
詳しくはこちらの記事にまとめました。