Blenderでサイズ変更を行う最も一般的な方法は、ショートカットキーを使用することです。オブジェクトモードで対象を選択し、「S」キーを押すことで自由にサイズを変更できます。マウスを動かすことで拡大縮小が可能で、左クリックで確定、右クリックでキャンセルできます。
特定の軸に沿ってサイズを変更したい場合は、「S」キーを押した後に「X」「Y」「Z」のいずれかのキーを押すことで、その軸方向のみのサイズ変更が可能になります。また、「Shift」キーと組み合わせることで、指定した軸以外の方向にサイズを変更することもできます。
より正確にサイズを変更したい場合は、数値入力を利用します。3Dビューポートで「N」キーを押すとサイドバーが表示され、その中の「Item」タブにある「Dimensions」セクションで直接寸法を入力できます。
ここでは、オブジェクトのX、Y、Z方向それぞれの寸法を具体的な数値で指定することができます。例えば、立方体を正確に10cm×10cm×10cmにしたい場合、各軸の値を「0.1」(メートル単位の場合)と入力します。
Blenderのデフォルト単位はメートルですが、作業内容に応じて単位を変更することができます。単位の変更は、プロパティパネルの「Scene Properties」タブにある「Units」セクションで行います。
ここで「Length」の項目を変更することで、センチメートルやミリメートルなど、好みの単位に切り替えることができます。3Dプリント用のモデリングなど、正確な寸法が重要な場合に特に有用です。
サイズ変更の操作は、オブジェクトモードと編集モードで異なる結果をもたらします。オブジェクトモードでのサイズ変更は、オブジェクト全体に影響を与えます。一方、編集モードでは選択した頂点、辺、面のみが影響を受けます。
オブジェクトモードでサイズを変更した場合、トランスフォーム情報のスケール値が変化します。編集モードでの変更は、メッシュの形状自体を変更するため、スケール値は変化しません。この違いを理解することで、意図した通りのモデリングが可能になります。
サイズ変更後、特に重要なのが「適用」の操作です。オブジェクトモードで「Ctrl+A」を押し、「Scale」を選択することで、現在のスケールを適用できます。この操作により、スケール値が1にリセットされ、オブジェクトの実際の寸法が確定します。
適用を行わないと、モディファイアの追加やUV展開など、後続の作業で予期せぬ問題が発生する可能性があります。特に複雑なモデリングや、他のソフトウェアとの連携を行う場合には、適切なタイミングでスケールを適用することが重要です。
Blenderのサイズ変更に関する詳細な情報は、以下の公式ドキュメントで確認できます:
以上の方法を理解し、適切に活用することで、Blenderでの効率的かつ正確なモデリングが可能になります。サイズ変更は3DCG制作の基本中の基本ですが、その仕組みを深く理解することで、より高度な作業にも対応できるようになります。
次のセクションでは、サイズ変更に関連する高度なテクニックや、よくある問題とその解決方法について詳しく見ていきましょう。Blenderの奥深さを知ることで、あなたの3DCGスキルはさらに向上するはずです。
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