Blenderロゴ立体化で3Dモデル作成する方法

Blenderを使って2Dロゴを3Dモデル化する手順を解説します。SVGファイルのインポートから押し出し、ベベルの追加まで、ステップバイステップで説明します。あなたも自分だけの3Dロゴを作ってみませんか?

Blenderロゴ立体化の基本手順

Blenderでロゴを3D化する3ステップ
📁
SVGファイルのインポート

2Dロゴのベクターデータを読み込む

🔧
メッシュへの変換

カーブからメッシュオブジェクトに変換

🏗️
押し出しと編集

厚みを付けてベベルなどで調整

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Blenderロゴ立体化の準備:SVGファイルの用意

Blenderでロゴを3D化するには、まずSVGファイル形式のロゴデータが必要です。SVG(Scalable Vector Graphics)は、ベクター形式の画像ファイルで、拡大縮小しても品質が劣化しない特徴があります。

 

ロゴのSVGファイルを用意する方法はいくつかあります:

  1. ロゴの公式サイトからダウンロード
  2. Adobe IllustratorやInkscapeなどのベクターグラフィックソフトで作成
  3. オンラインのSVG変換ツールを使用

 

Blenderのロゴを使用する場合は、公式サイトからSVGファイルをダウンロードできます。

 

Blender公式サイトのロゴダウンロードページ

 

自作のロゴや手書きのスケッチを3D化したい場合は、ベクターグラフィックソフトでトレースするか、オンラインのSVG変換ツールを利用するとよいでしょう。

Blenderでのロゴインポート手順

SVGファイルを用意したら、Blenderにインポートします。手順は以下の通りです:

  1. Blenderを起動し、新規シーンを作成
  2. デフォルトのキューブなど、不要なオブジェクトを削除
  3. 「ファイル」→「インポート」→「Scalable Vector Graphics (.svg)」を選択
  4. 保存したSVGファイルを選択し、「SVGをインポート」をクリック

 

インポートしたロゴは非常に小さいサイズでシーンに配置されるため、スケールを調整する必要があります。オブジェクトを選択し、Sキーを押してスケールを10〜20倍程度に拡大しましょう。

Blenderロゴ立体化:メッシュへの変換とエクストルード

インポートしたSVGファイルは、初めはカーブオブジェクトとして扱われます。3Dモデルとして編集するには、メッシュオブジェクトに変換する必要があります。

  1. オブジェクトモードでロゴを選択
  2. 「オブジェクト」→「変換」→「メッシュ」を選択

 

メッシュに変換したら、次は立体化(エクストルード)を行います:

  1. 編集モードに切り替え(Tabキー)
  2. すべての頂点を選択(Aキー)
  3. Eキーを押し、Z軸方向にドラッグしてエクストルード

 

エクストルードの距離は、ロゴのサイズや目的に応じて調整してください。

Blenderロゴ立体化の仕上げ:ベベルとスムージング

立体化したロゴの見た目をさらに改善するには、ベベル(角の丸め)とスムージング(表面の滑らかさ)を適用します。

 

ベベルの追加:

  1. オブジェクトモードでロゴを選択
  2. 「モディファイアープロパティ」タブを開く
  3. 「モディファイアーを追加」→「ベベル」を選択
  4. 「幅」や「セグメント」の値を調整して好みの見た目に

 

スムージングの適用:

  1. オブジェクトを選択した状態で右クリック
  2. 「シェードスムーズ」を選択

 

これらの操作により、ロゴの角が滑らかになり、より洗練された3Dモデルになります。

Blenderロゴ立体化の応用:アニメーションと素材設定

3D化したロゴをさらに活用するには、アニメーションを付けたり、魅力的な素材を設定したりすることができます。

 

アニメーションの例:

  • ロゴの回転:Iキーでキーフレームを打ち、回転アニメーションを作成
  • パーツごとの出現:ロゴの各パーツを別々にアニメーション化

 

素材設定の例:

  • メタリック調:「マテリアルプロパティ」で金属感を調整
  • 光沢のある仕上げ:「プリンシプルBSDF」のラフネスを低く設定

 

これらの技術を組み合わせることで、プロフェッショナルな印象を与える3Dロゴアニメーションを作成できます。

 

Blenderのアニメーション公式ドキュメント

 

アニメーションの基本から高度なテクニックまで、詳細な情報が掲載されています。

 

以上の手順を踏むことで、2Dのロゴデータから魅力的な3Dモデルを作成することができます。Blenderの豊富な機能を活用すれば、ロゴデザインの可能性が大きく広がります。初心者の方でも、少しずつ試していくことで、独自の3Dロゴを作成する技術を身につけることができるでしょう。

 

ロゴの3D化は、ブランディングやプレゼンテーション、ウェブデザインなど、様々な場面で活用できる技術です。自社のロゴや好きなデザインを3D化して、新しい表現の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

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