Blenderラインアートの作成方法とモディファイアの使い方

Blenderラインアート

Blenderの最速入門本

Blenderラインアートのグリースペンシル機能

Blenderのグリースペンシル機能は、3Dモデル上に2Dの線画を描画するための強力なツールです。この機能を使うことで、3Dオブジェクトに手描き風の線を追加したり、2Dアニメーションを作成したりすることができます。

 

グリースペンシルの基本的な使い方は以下の通りです：

1. オブジェクトモードで「Shift + A」を押し、「グリースペンシル」→「ブランク」を選択
2. 描画モードに切り替えて、3Dビューポート上に直接線を描く
3. ストロークのプロパティを調整して、線の太さや色を変更

 

グリースペンシルは、特に2Dアニメーションやコンセプトアートの制作に適しています。3Dモデルの上に直接描画できるため、3Dと2Dの融合が容易になります。

 

Blender公式マニュアル：グリースペンシルの詳細な使い方

Blenderラインアートのモディファイア設定

ラインアートモディファイアは、3Dオブジェクトの輪郭を自動的に抽出し、線画として表示する機能です。このモディファイアを使用することで、手動で線を描く必要なく、3Dモデルから美しい線画を生成できます。

 

ラインアートモディファイアの主な設定項目は以下の通りです：

• ソースタイプ：線を抽出する対象（シーン、コレクション、オブジェクト）
• エッジタイプ：表示する線の種類（輪郭、クリース、交差など）
• 線の太さ：ピクセル単位で指定
• 不透明度：線の透明度
• カメラ設定：線の表示に使用するカメラの指定

 

これらの設定を調整することで、様々なスタイルの線画を生成できます。例えば、クリースのしきい値を調整することで、鋭いエッジのみを強調したり、マテリアルの境界線を表示したりすることができます。

Blenderラインアートのフリースタイル機能

フリースタイルは、Blenderに搭載されている非フォトリアリスティックなレンダリング機能です。この機能を使うことで、3Dモデルから様々なスタイルの線画を生成できます。

 

フリースタイルの主な特徴は以下の通りです：

1. 高度なカスタマイズ性：線の太さ、色、テクスチャなどを細かく制御可能
2. エッジタイプの選択：輪郭線、クリース、マテリアル境界など、表示する線の種類を選択可能
3. モディファイア：線の長さや密度を調整するモディファイアを適用可能
4. プログラマブル：Pythonスクリプトを使用して、独自の線のスタイルを作成可能

 

フリースタイルは特に、コミックやイラストのような非フォトリアリスティックな表現を3DCGで実現したい場合に適しています。

 

Blender公式マニュアル：フリースタイルの詳細設定

Blenderラインアートのテクスチャペイント活用法

テクスチャペイントは、3Dモデルの表面に直接ペイントを行う機能ですが、これをラインアートの作成に活用することもできます。特に、手描き風の線や細かいディテールを追加する際に有効です。

 

テクスチャペイントでラインアートを作成する手順：

1. 3Dモデルにテクスチャを割り当てる
2. テクスチャペイントモードに切り替える
3. ブラシツールを使って、モデルの表面に直接線を描く
4. 必要に応じてUV展開を調整し、線の位置を微調整する

 

この方法の利点は、3Dモデルの形状に沿って自然な線を描けることです。また、テクスチャとして保存されるため、他のソフトウェアでも利用しやすいという特徴があります。

Blenderラインアートのアニメーション技法

Blenderでは、静止画だけでなく、動くラインアートも作成できます。これは特に2Dアニメーション風の表現を3DCGで実現したい場合に有用です。

 

ラインアートのアニメーション手法：

1. グリースペンシルアニメーション：フレームごとに線を描き、2Dアニメーションのように動かす
2. 3Dモデルのアニメーションに連動したラインアート：ラインアートモディファイアを使用し、3Dモデルの動きに合わせて線を自動生成
3. フリースタイルのアニメーション：レンダリング設定でフリースタイルを有効にし、3Dアニメーションに線画効果を適用

 

これらの手法を組み合わせることで、独自のスタイルを持つアニメーションを作成できます。例えば、3Dモデルの動きに連動する輪郭線と、手描きのディテールを組み合わせるなど、様々な表現が可能です。

 

アニメーションのラインアートを作成する際は、線の揺らぎや太さの変化にも注目しましょう。これらの微妙な変化が、アニメーションに生命感を与える重要な要素となります。

 

Blender公式サイト：グリースペンシルアニメーションの紹介

 

以上、Blenderでのラインアート作成方法について解説しました。グリースペンシル、ラインアートモディファイア、フリースタイルなど、様々な手法がありますが、それぞれに特徴があります。プロジェクトの目的や求める表現に応じて、適切な手法を選択することが重要です。

 

また、これらの手法を組み合わせることで、より豊かな表現が可能になります。例えば、ラインアートモディファイアで基本的な輪郭を生成し、グリースペンシルで細かいディテールを加えるなど、複数の手法を組み合わせることで、独自のスタイルを作り出すことができます。

 

Blenderのバージョンアップに伴い、ラインアート関連の機能も日々進化しています。最新のバージョンでは、より直感的な操作や高度な表現が可能になっているので、定期的に新機能をチェックすることをおすすめします。

 

最後に、ラインアートの作成は技術だけでなく、芸術的なセンスも重要です。線の太さや配置、密度などを工夫することで、単なる輪郭線以上の表現力を持たせることができます。様々な作品を参考にしながら、自分なりのスタイルを見つけていくことが、魅力的なラインアートの作成につながるでしょう。

Blender本を2,550円引きでゲットする方法

ほしいけど高い！ときに使えるワザ。

DMMブックスの初回利用特典をうまく使うと、2,550円引きで高額なBlender解説書が買えます。

手順は以下の通り。

まず、DMMブックスでクーポンを「獲得」
※DMMブックスのアカウントを作っておく必要あり

これで、90%オフ（最大2,000円引き）

次に、DMMプレミアムという動画サブスクの無料お試しをして、550ポイント（550円相当）をゲット。

Blender本をポイントを使って購入すると、2,550円引きになります。（2,550円以下の本はタダになります）

クーポンの場所がわからん、というあなたは以下の記事をご参考に。

関連）クーポンと特典で、2550円引きで電子本をゲットする方法