Blenderを効率的に使用するためには、ショートカットキーの習得が不可欠です。ここでは、最も基本的で重要な移動に関するショートカットキーを中心に解説していきます。これらのショートカットを覚えることで、3Dモデリングの作業効率が大幅に向上します。
Blenderでオブジェクトを移動させる最も基本的なショートカットキーは「G」です。これはGrab(掴む)の頭文字から来ています。オブジェクトを選択した状態で「G」キーを押すと、マウスの動きに連動してオブジェクトを自由に移動させることができます。
移動の方向を特定の軸に制限したい場合は、「G」キーを押した後に「X」「Y」「Z」のいずれかのキーを押します。例えば、「G」→「X」とキーを押すと、X軸方向にのみ移動が制限されます。
また、正確な数値で移動したい場合は、「G」キーを押した後に数値を入力することができます。例えば、「G」→「X」→「5」と入力すると、X軸方向に5単位移動します。
オブジェクトの回転には「R」キー、拡大縮小には「S」キーを使用します。これらも移動と同様に、軸の指定や数値入力が可能です。
例えば、「R」→「Z」→「45」とキーを押すと、Z軸を中心に45度回転します。「S」→「2」と入力すると、全方向に2倍に拡大します。
3Dビューポートの操作もショートカットキーを使うことで効率的に行えます。
これらのショートカットを使いこなすことで、素早く視点を変更し、モデリングの効率を上げることができます。
Blenderでは、デフォルトのショートカットキーを自分好みにカスタマイズすることも可能です。これは、「編集」→「プリファレンス」→「キーマップ」から行えます。
例えば、頻繁に使用する操作に対して、より押しやすいキーを割り当てることができます。また、他の3Dソフトウェアから移行してきた場合、慣れ親しんだキー配置に近づけることで、スムーズな移行が可能になります。
カスタマイズする際は、既存のショートカットと重複しないよう注意が必要です。また、設定したショートカットは定期的にバックアップを取ることをおすすめします。
基本的なショートカットを習得したら、より高度なテクニックにも挑戦してみましょう。例えば、「Alt + G」を押すとオブジェクトの位置をリセットできます。また、「Shift + D」でオブジェクトを複製しながら移動することができます。
さらに、「Ctrl + Alt + Shift + C」を押すと、オブジェクトの原点を設定するメニューが表示されます。これを活用することで、回転や拡大縮小の中心を自由に設定できます。
Blenderの公式マニュアルには、さらに多くの高度なショートカットや操作方法が記載されています。定期的に確認することで、新しいテクニックを学ぶことができるでしょう。
Blender公式マニュアル - キーマップ
このリンクでは、Blenderの標準キーマップについて詳しく解説されています。
Blenderのショートカットキーは非常に多岐にわたります。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、頻繁に使用するものから少しずつ習得していくことをおすすめします。日々の作業の中で意識的に使用していくことで、自然と身につけていくことができるでしょう。
効率的な3Dモデリングのためには、ショートカットキーの活用が不可欠です。特に移動に関するショートカットは、モデリングの基本中の基本です。これらを習得することで、作業時間を大幅に短縮し、より創造的な作業に時間を割くことができるようになります。
また、Blenderのバージョンアップに伴い、新しいショートカットが追加されたり、既存のショートカットが変更されることがあります。最新の情報を常にチェックし、新機能や改善点を積極的に取り入れていくことも重要です。
このリンクでは、Blender 3.6の新機能や改善点について日本語で詳しく解説されています。
最後に、ショートカットキーの習得は一朝一夕にはいきません。日々の練習と経験の積み重ねが重要です。初めは基本的なものから始め、徐々に高度なテクニックへと範囲を広げていくことをおすすめします。また、他のBlenderユーザーとの交流や、オンラインコミュニティへの参加も、新しい知識やテクニックを学ぶ良い機会となるでしょう。
Blenderの世界は広大で、常に新しい発見があります。ショートカットキーの習得は、その広大な世界を効率的に探索するための重要なツールとなります。今回紹介したショートカットキーを活用し、より創造的で効率的な3Dモデリングを楽しんでください。
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