Blenderのスナップ機能は、オブジェクトを正確に配置するための強力なツールです。この機能を使うことで、オブジェクト同士をぴったりとくっつけることができます。
スナップ機能を有効にするには、3Dビューポートの上部にある磁石のアイコンをクリックするか、ショートカットキーのShift + Tabを押します。スナップ機能が有効になると、アイコンが青色に変わります。
スナップの設定は、磁石アイコンの右隣にあるドロップダウンメニューから行えます。ここでは、スナップ先(頂点、辺、面など)やスナップの種類(最近接、中心、アクティブなど)を選択できます。
面同士をぴったりくっつけるには、以下の手順を踏みます:
この方法を使えば、建築モデルの壁や床、家具の配置など、様々な場面で活用できます。
面だけでなく、頂点や辺を使ってもオブジェクトを精密に配置できます。特に複雑な形状のモデルを作成する際に有用です。
頂点スナップの場合:
辺スナップの場合:
これらの方法を組み合わせることで、複雑なモデリングも正確に行えます。
Blenderには、オブジェクトの配置をさらに効率化するアドオンがいくつか存在します。例えば、「Auto-Align」アドオンを使用すると、選択したオブジェクト同士を自動的に整列させることができます。
アドオンのインストール方法:
アドオンを使用することで、複数のオブジェクトを一度に整列させたり、特定の軸に沿って均等に配置したりすることが可能になります。これにより、作業時間を大幅に短縮できます。
オブジェクトをぴったりくっつける際に問題が発生することがあります。以下は一般的な問題とその解決策です:
これらの問題に遭遇した場合、落ち着いて各設定を確認し、必要に応じて別のアプローチを試してみることが大切です。
Blender公式ドキュメントのスナッピングに関する詳細情報
Blender公式ドキュメントでは、スナッピング機能の詳細な使用方法や高度な設定について解説されています。特に、異なるスナップモードの使い分けや、プロジェクト個別の設定方法などが参考になります。
以上の方法やテクニックを駆使することで、Blenderでのオブジェクトの精密な配置が可能になります。初心者の方は基本的なスナップ機能から始め、徐々に高度なテクニックを習得していくことをおすすめします。実際のプロジェクトで試しながら、自分に合った使い方を見つけていくことが上達への近道です。
Blenderの魅力は、このようなプロフェッショナルな機能が無料で使えることにあります。ぜひ、様々な機能を試して、3DCG制作の可能性を広げてみてください。
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