ソリッド化モディファイアー(旧称:厚み付けモディファイアー)は、平面オブジェクトに簡単に厚みを付けることができる便利な機能です。以下の手順で使用できます:
ソリッド化モディファイアーは特に以下の場合に有効です:
注意点として、複雑な形状の場合はアーティファクト(不自然な形状)が発生する可能性があります。その場合は、頂点グループを使用して厚みに変化をつけるなどの工夫が必要です。
ブーリアン演算は、複数のオブジェクトを組み合わせて新しい形状を作り出す強力なツールです。中身を埋める際に特に有用な演算は以下の2つです:
ブーリアン演算の手順:
ブーリアン演算は以下のような場合に特に効果的です:
ただし、ブーリアン演算後はトポロジー(メッシュの構造)が複雑になることがあるため、必要に応じてリトポロジーを行うことをおすすめします。
メッシュ編集モードを使用して、手動で中身を構築する方法も有効です。この方法は時間がかかりますが、最も細かい制御が可能です。
手順:
メッシュ編集の利点:
メッシュ編集は特に以下の場合に適しています:
フィル機能は、選択した頂点や辺で囲まれた領域を新しい面で埋めるツールです。中身を埋める際に非常に便利な機能の一つです。
フィル機能の使い方:
フィル機能の特徴:
注意点として、フィル機能で作成された面は平面になるため、曲面が必要な場合は追加の編集が必要になります。また、大きな穴を埋める場合は、分割して段階的に埋めていくことをおすすめします。
シュリンクラップは、あるオブジェクトを別のオブジェクトの表面に沿って変形させる機能です。この機能を使うことで、複雑な形状の中身を精密に再現することができます。
シュリンクラップの使用手順:
シュリンクラップの利点:
シュリンクラップは特に以下のような場合に効果的です:
ただし、シュリンクラップを使用する際は、ターゲットオブジェクトのトポロジーが適切であることが重要です。また、複雑な形状の場合は計算に時間がかかる可能性があるため、段階的に適用していくことをおすすめします。
以上、Blenderで中身を埋めるための様々な方法とテクニックを紹介しました。プロジェクトの要件や対象となるモデルの特性に応じて、最適な方法を選択することが重要です。また、これらの方法を組み合わせることで、より効率的かつ精密なモデリングが可能になります。
Blenderの機能は非常に豊富で、常に進化しています。最新のバージョンでは、ジオメトリーノードを使用した新しいアプローチも可能になっています。常に新しい技術や方法をチェックし、自分のワークフローに取り入れていくことで、より効率的で質の高い3Dモデリングが実現できるでしょう。
最後に、中身を埋める際は、最終的な用途(レンダリング、3Dプリント、ゲームエンジンでの使用など)を常に念頭に置いておくことが大切です。用途に応じて適切な方法を選択し、必要に応じてメッシュの最適化やUV展開などの後処理を行うことで、高品質な3Dモデルを作成することができます。
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