Blenderで描画距離を適切に設定するには、カメラのプロパティを調整することが重要です。カメラプロパティの「レンズ」セクションにある「範囲の開始」と「終了」の値を適切に設定することで、レンダリング時の表示範囲を制御できます。
例えば、大規模なシーンをレンダリングする場合、「終了」の値を10,000mなど大きな数値に設定することで、遠くのオブジェクトも描画されるようになります。一方、「開始」の値を小さくすると、カメラに近いオブジェクトもしっかりと描画されます。
カメラの焦点距離を調整することで、シーンの視野角を変更できます。焦点距離が短いほど広角になり、長いほど望遠になります。オブジェクトデータプロパティの「焦点距離」の値を変更することで、カメラの視野を広くしたり狭くしたりできます。
デフォルトでは50mmに設定されていますが、例えば35mmに設定すると広角になり、より広い範囲を捉えることができます。逆に85mmに設定すると望遠になり、遠くのオブジェクトをより大きく表示できます。
レンダリング範囲を正確に確認するには、3Dビューポートでカメラビューに切り替えることが有効です。カメラビューに切り替えるには、テンキーの「0」を押すか、ビューポート上部の「ビュー」メニューから「カメラ」を選択します。
カメラビューでは、実際にレンダリングされる範囲が破線の四角形で表示されます。この範囲内に収まるようにオブジェクトを配置することで、意図した通りのレンダリング結果を得ることができます。
描画距離に関連して、クリッピング設定も重要です。ビューポートのNパネルにある「ビュー」セクションの「クリップ開始」と「クリップ終了」の値を調整することで、3Dビューポートでの表示範囲を制御できます。
これらの値をカメラプロパティの範囲設定と合わせることで、ビューポートでの作業時とレンダリング時の表示を一致させることができます。特に大規模なシーンや精密なモデリングを行う場合に有効です。
描画距離に関する問題が発生した場合、以下のポイントを確認してみましょう:
これらの設定を見直すことで、多くの描画距離に関する問題を解決できます。
Blender公式ドキュメントには、カメラ設定に関する詳細な情報が記載されています。特に描画距離やクリッピングに関する設定の詳細を確認できます。
以上の設定と確認方法を適切に活用することで、Blenderでの描画距離の問題を効果的に解決し、意図した通りのレンダリング結果を得ることができます。カメラ設定を細かく調整することで、より魅力的な3DCGシーンを作成することが可能になります。
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