Blenderにおける原点(Origin)は、オブジェクトの中心点を示す重要な要素です。この原点は、オブジェクトの回転、拡大縮小、移動などの操作の基準となります。適切に設定された原点は、モデリングやアニメーションの作業効率を大幅に向上させます。
原点の位置は、オブジェクトの形状や用途によって最適な場所が異なります。例えば、ドアのモデルであれば、回転の軸となるヒンジの位置に原点を設定することで、自然な開閉アニメーションが可能になります。
また、原点はモディファイアの適用時にも重要な役割を果たします。ミラーモディファイアを使用する際、原点がオブジェクトの中心にあることで、正確な対称性を保つことができます。
3Dカーソルを使用して原点を移動する方法は、Blenderで最も一般的で直感的な方法です。以下に手順を示します:
この方法は特に、オブジェクトの特定の頂点や面に原点を合わせたい場合に有効です。
スナップ機能を使用すると、より正確に原点を移動できます。以下の手順で行います:
この方法は、グリッドに沿った正確な配置や、他のオブジェクトの頂点に合わせた配置に適しています。
モデリング作業中に原点が移動してしまった場合や、オブジェクトの中心に戻したい場合は、以下の手順で簡単にリセットできます:
この操作により、原点がオブジェクトの幾何学的中心に移動します。複雑な形状のオブジェクトの場合、この「中心」は必ずしも見た目の中心と一致しない場合があるので注意が必要です。
原点の移動は単純な操作ですが、その応用範囲は広く、高度なモデリングやアニメーションテクニックに不可欠です。以下に、いくつかの応用テクニックと注意点を紹介します:
原点の移動は、一見単純な操作に見えますが、Blenderの様々な機能と密接に関連しています。適切に活用することで、モデリングからアニメーション、テクスチャリングまで、3DCG制作の多くの場面で作業効率を向上させることができます。
以下のリンクでは、Blenderの原点操作に関するより詳細な情報が提供されています:
Blender公式マニュアル - オブジェクトの原点
このリンクでは、Blenderにおける原点の概念と、その操作方法について詳細に解説されています。
Blender Stack Exchange - オブジェクトの原点とピボットポイントの違い
このリンクでは、原点とピボットポイントの違いについて、コミュニティの専門家による詳細な説明が提供されています。
原点の適切な設定は、3DCGモデリングの基本でありながら、高度なテクニックの基礎となる重要な要素です。初心者の方は基本的な移動方法をマスターし、経験を積むにつれて応用テクニックを習得していくことをお勧めします。Blenderの豊富な機能と組み合わせることで、原点操作の可能性は無限に広がります。
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