Blender 原点に移動 オブジェクト操作の基本テクニック

Blenderでオブジェクトの原点を移動する方法を詳しく解説します。3Dカーソルやスナップ機能を使った手順、応用テクニックまで網羅。初心者の方でも簡単に実践できる内容ですが、上級者にも役立つ情報があるのでは?

Blender 原点に移動の基本

Blender 原点移動の重要ポイント
🎯
オブジェクトの中心を制御

原点はオブジェクトの回転や拡大縮小の中心点となります

🔧
モデリングの効率化

適切な原点設定でモデリング作業が格段に楽になります

🔄
アニメーションの基準点

原点はアニメーションの動きの中心にもなります

10日でBlender入門
Blenderの最速入門本

Blender 原点の基本概念と重要性

Blenderにおける原点(Origin)は、オブジェクトの中心点を示す重要な要素です。この原点は、オブジェクトの回転、拡大縮小、移動などの操作の基準となります。適切に設定された原点は、モデリングやアニメーションの作業効率を大幅に向上させます。

 

原点の位置は、オブジェクトの形状や用途によって最適な場所が異なります。例えば、ドアのモデルであれば、回転の軸となるヒンジの位置に原点を設定することで、自然な開閉アニメーションが可能になります。

 

また、原点はモディファイアの適用時にも重要な役割を果たします。ミラーモディファイアを使用する際、原点がオブジェクトの中心にあることで、正確な対称性を保つことができます。

Blender 原点を3Dカーソルで移動する手順

3Dカーソルを使用して原点を移動する方法は、Blenderで最も一般的で直感的な方法です。以下に手順を示します:

  1. 原点を移動したいオブジェクトを選択します。
  2. 3Dカーソルを目的の位置に移動します。

    • 3Dビューポート上で右クリックして直接配置
    • または、Shift + S キーを押してスナップメニューを開き、適切なオプションを選択

  3. オブジェクトモードで、右クリックメニューから「原点を設定」→「原点を3Dカーソルへ移動」を選択します。

 

この方法は特に、オブジェクトの特定の頂点や面に原点を合わせたい場合に有効です。

Blender 原点をスナップ機能で正確に移動

スナップ機能を使用すると、より正確に原点を移動できます。以下の手順で行います:

  1. オブジェクトモードで、対象のオブジェクトを選択します。
  2. 「N」キーを押してサイドパネルを開き、「ツール」タブを選択します。
  3. 「オプション」セクションで「トランスフォーム影響の限定:原点」にチェックを入れます。
  4. スナップ機能をオンにし、スナップ対象を「増分」または「頂点」に設定します。
  5. 「G」キーを押して移動モードに入り、原点を目的の位置にドラッグします。

 

この方法は、グリッドに沿った正確な配置や、他のオブジェクトの頂点に合わせた配置に適しています。

Blender 原点のリセットと中心への移動方法

モデリング作業中に原点が移動してしまった場合や、オブジェクトの中心に戻したい場合は、以下の手順で簡単にリセットできます:

  1. オブジェクトモードで対象のオブジェクトを選択します。
  2. 右クリックメニューから「原点を設定」→「原点をジオメトリに移動」を選択します。

 

この操作により、原点がオブジェクトの幾何学的中心に移動します。複雑な形状のオブジェクトの場合、この「中心」は必ずしも見た目の中心と一致しない場合があるので注意が必要です。

Blender 原点移動の応用テクニックと注意点

原点の移動は単純な操作ですが、その応用範囲は広く、高度なモデリングやアニメーションテクニックに不可欠です。以下に、いくつかの応用テクニックと注意点を紹介します:

  1. 複数オブジェクトの原点を一括移動

    • 複数のオブジェクトを選択し、一度に原点を移動することができます。
    • これは、複数のパーツで構成されるモデルの中心を調整する際に便利です。

  2. エンプティオブジェクトを使用した原点の視覚化

    • エンプティオブジェクトを原点の位置に配置することで、原点の位置を視覚的に確認しやすくなります。
    • これは特に、複雑なモデルや、原点が見えにくい位置にある場合に有効です。

  3. 親子関係のあるオブジェクトの原点移動

    • 親オブジェクトの原点を移動すると、子オブジェクトの相対位置が変わることに注意が必要です。
    • 複雑なリグやアーマチュアを使用している場合は、原点の移動が予期せぬ結果を招く可能性があります。

  4. モディファイアと原点の関係

    • アレイモディファイアやミラーモディファイアなど、一部のモディファイアは原点の位置に大きく影響されます。
    • モディファイアを適用する前に、原点の位置を適切に設定することで、意図した結果を得やすくなります。

  5. 原点を利用したUV展開のテクニック

    • 原点の位置をUV展開の基準点として利用することで、テクスチャの配置を効率的に行えます。
    • 特に、対称的なモデルや繰り返しパターンのあるテクスチャを使用する場合に有効です。

 

原点の移動は、一見単純な操作に見えますが、Blenderの様々な機能と密接に関連しています。適切に活用することで、モデリングからアニメーション、テクスチャリングまで、3DCG制作の多くの場面で作業効率を向上させることができます。

 

以下のリンクでは、Blenderの原点操作に関するより詳細な情報が提供されています:

 

Blender公式マニュアル - オブジェクトの原点
このリンクでは、Blenderにおける原点の概念と、その操作方法について詳細に解説されています。

 

Blender Stack Exchange - オブジェクトの原点とピボットポイントの違い
このリンクでは、原点とピボットポイントの違いについて、コミュニティの専門家による詳細な説明が提供されています。

 

原点の適切な設定は、3DCGモデリングの基本でありながら、高度なテクニックの基礎となる重要な要素です。初心者の方は基本的な移動方法をマスターし、経験を積むにつれて応用テクニックを習得していくことをお勧めします。Blenderの豊富な機能と組み合わせることで、原点操作の可能性は無限に広がります。

Blender本を2,550円引きでゲットする方法

ほしいけど高い!ときに使えるワザ。


DMMブックスの初回利用特典をうまく使うと、2,550円引きで高額なBlender解説書が買えます。



手順は以下の通り。


まず、DMMブックスでクーポンを「獲得」
※DMMブックスのアカウントを作っておく必要あり


90%オフ


これで、90%オフ(最大2,000円引き)


次に、DMMプレミアムという動画サブスクの無料お試しをして、550ポイント(550円相当)をゲット。


Blender本をポイントを使って購入すると、2,550円引きになります。(2,550円以下の本はタダになります)


クーポンの場所がわからん、というあなたは以下の記事をご参考に。


関連)クーポンと特典で、2550円引きで電子本をゲットする方法