Blenderの3D空間では、XYZ軸が重要な役割を果たします。これらの軸は、オブジェクトの位置や向きを定義するために使用されます。
• X軸:左右方向(赤色で表示)
• Y軸:前後方向(緑色で表示)
• Z軸:上下方向(青色で表示)
これらの軸は、3Dビューポート上で色分けされて表示されるため、視覚的に理解しやすくなっています。
Blenderでは、XYZ軸の表示や使用方法を変更することができます。以下に主な変更方法を紹介します:
グローバル座標系は、Blenderの3D空間全体を基準とする座標系です。この座標系では、XYZ軸は常に固定されており、オブジェクトの回転や移動に関係なく一定の方向を指します。
グローバル座標系の特徴:
• 3D空間全体で一貫した方向性
• オブジェクトの位置や向きに影響されない
• 複数のオブジェクトを同じ基準で操作する際に便利
グローバル座標系は、特に複数のオブジェクトを同時に操作する場合や、シーン全体のレイアウトを調整する際に有用です。
ローカル座標系は、各オブジェクト固有の座標系です。オブジェクトが回転すると、そのローカル座標系も一緒に回転します。
ローカル座標系の特徴:
• オブジェクトの向きに合わせて変化
• オブジェクト固有の操作に適している
• 複雑な形状のモデリングに便利
ローカル座標系は、特定のオブジェクトの詳細な編集や、オブジェクトの向きに沿った操作を行う際に役立ちます。
XYZ軸の変更を適切に活用することで、3Dモデリングの効率を大幅に向上させることができます。以下に、効率的なモデリングのためのテクニックを紹介します:
これらのテクニックを組み合わせることで、複雑なモデリング作業も効率的に進めることができます。
Blender公式マニュアル:座標系の詳細な説明と高度な使用方法について
ノーマル座標系は、選択された面の法線方向をZ軸として使用する座標系です。この座標系は、特に有機的なモデリングや複雑な形状の編集に非常に有用です。
ノーマル座標系の特徴:
• 選択された面の向きに基づいて軸が決定される
• 曲面や不規則な形状のモデリングに適している
• 面に沿った押し出しや移動が容易
ノーマル座標系の活用例:
ノーマル座標系を使用する際のコツ:
• 編集したい面を正確に選択する
• 必要に応じて法線の方向を反転させる(Ctrl + N)
• 複数の面を選択した場合、平均化された法線方向が使用されることに注意
Blender Stack Exchange:ノーマル座標系の詳細な解説と実践的な使用例
XYZ軸の変更は、静的なモデリングだけでなく、アニメーション制作においても重要な役割を果たします。適切な座標系の選択と使用により、より自然で滑らかなアニメーションを作成することができます。
アニメーションにおけるXYZ軸の活用:
アニメーション制作時のXYZ軸活用のコツ:
• アニメーションの種類や目的に応じて、適切な座標系を選択する
• 複雑な動きは、異なる座標系を組み合わせて実現する
• アニメーションカーブエディターで、各軸の動きを個別に調整する
• シーンの複雑さに応じて、カスタム座標系を作成し活用する
以上、BlenderのXYZ軸変更とトランスフォーム座標系について詳しく解説しました。これらの知識を活用することで、より効率的で創造的な3Dモデリングとアニメーション制作が可能になります。座標系の理解と適切な使用は、Blenderマスターへの重要なステップの一つです。実際のプロジェクトで試してみることで、その有用性を実感できるでしょう。
ほしいけど高い!ときに使えるワザ。
DMMブックスの初回利用特典をうまく使うと、2,550円引きで高額なBlender解説書が買えます。
手順は以下の通り。
まず、DMMブックスでクーポンを「獲得」
※DMMブックスのアカウントを作っておく必要あり
これで、90%オフ(最大2,000円引き)
次に、DMMプレミアムという動画サブスクの無料お試しをして、550ポイント(550円相当)をゲット。
Blender本をポイントを使って購入すると、2,550円引きになります。(2,550円以下の本はタダになります)
クーポンの場所がわからん、というあなたは以下の記事をご参考に。