ZBrushマスク機能で制作効率アップ

ZBrushのマスク機能を使いこなすことで、3Dモデリングの効率が大幅に向上します。基本的な使い方から応用テクニックまで解説しますが、あなたはどのように活用していますか?

ZBrushマスク機能の基本と応用

ZBrushマスク機能の特徴
🎨
部分的な編集が可能

マスクをかけた部分は変形から保護されます

⌨️
ショートカットで簡単操作

Ctrlキーを使った直感的な操作が可能

🔧
多彩なマスクツール

様々な状況に対応できる豊富なマスクブラシ

ZBrushマスク機能の基本操作

ZBrushのマスク機能は、3Dモデリングにおいて非常に重要なツールです。マスクを使うことで、モデルの特定の部分を保護しながら他の部分を編集することができます。

 

基本的なマスクの操作方法は以下の通りです:

  1. マスクをかける:Ctrlキーを押しながらモデル上をドラッグ
  2. マスクを解除:Ctrl + Altキーを押しながらモデル上をドラッグ
  3. マスクを反転:Ctrlキーを押しながら背景をクリック
  4. マスクを全て解除:Ctrlキーを押しながら背景をドラッグ

 

これらの操作を覚えることで、効率的にマスクを使用できるようになります。

ZBrushマスクブラシの種類と使い分け

ZBrushには様々な種類のマスクブラシが用意されています。代表的なものとして:

  • MaskPen:ペンのように自由にマスクを描画
  • MaskRect:四角形のマスクを作成
  • MaskLasso:自由な形状のマスクを作成
  • MaskByFeature:形状の特徴に基づいてマスクを自動生成

 

これらのブラシを状況に応じて使い分けることで、より精密なマスキングが可能になります。

 

ZBrushマスク機能とポリグループの連携

マスク機能とポリグループを組み合わせることで、より高度な編集が可能になります。ポリグループごとにマスクをかけることで、複雑な形状のモデルでも簡単に部分的な編集ができます。

 

ポリグループを利用したマスキングの手順:

  1. ポリグループを作成(Auto Groups機能などを使用)
  2. Ctrlキーを押しながら特定のポリグループをクリック
  3. 選択したポリグループ以外の部分にマスクがかかります

 

この方法を使えば、例えば人物モデルの服と肌を別々に編集するといったことが容易になります。

ZBrushマスク機能を活用した表現テクニック

マスク機能を創造的に使用することで、様々な表現が可能になります。例えば:

  • グラデーションマスク:マスクの濃淡を利用して、なめらかな変形を実現
  • パターンマスク:アルファを利用して、複雑なパターンのマスクを作成
  • マスクからの抽出:マスクした部分を新しいサブツールとして抽出

 

これらのテクニックを駆使することで、より豊かな表現が可能になります。

 

ZBrushマスク機能の最新アップデート情報

ZBrush 2021.6では、新しい「Mesh from Mask」機能が追加されました。この機能を使うと、マスクから直接メッシュを生成することができます。

 

Mesh from Mask機能の特徴:

  • マスクの形状を保持したメッシュ生成
  • 5種類の専用ブラシが用意されている
  • 複雑な形状の作成が容易に

 

この新機能により、マスクを使った造形の可能性がさらに広がりました。

 

Mesh from Mask機能の詳細な解説はこちらのブログ記事で確認できます

 

ZBrushのマスク機能は、基本的な使い方を押さえるだけでも大きな効果を発揮します。さらに応用テクニックを学ぶことで、より効率的で創造的な3Dモデリングが可能になります。マスク機能を使いこなすことで、あなたのZBrushワークフローは大きく改善されるでしょう。

 

常に新しい機能やテクニックが追加されているので、定期的に情報をチェックし、スキルアップを図ることをおすすめします。マスク機能は、ZBrushの強力なツールの一つです。ぜひ積極的に活用して、あなたの3D作品をより魅力的なものにしていってください。